配信を見終えたあと、「また今度、この配信を見に来たいな」と思いながらも、気づけばそのまま足が向かなくなってしまった――そんな経験がある方は少なくないはずです。IRIAMではそうしたリスナーの気持ちに寄り添う形で、新たに「約束機能」と呼ばれる仕組みが試験的に導入されています。
まだテスト段階の機能ではあるものの、リスナーとライバーの関係性のあり方に一石を投じる内容になっているため、今回はこの約束機能について、その狙いや使われ方を丁寧に見ていきたいと思います。
目次
Toggleなぜ「また来たい」気持ちを形にする機能が求められたのか
配信アプリを利用していると、「フォローするほどではないけれど、また見に来たいな」と思う配信に出会うことは意外と多いものです。しかし、フォローという明確なアクションを取らない限り、その配信のことは通知で知らされることもなく、日々の忙しさの中で自然と記憶から薄れてしまいがちです。
ライバー側から見ても、「一度来てくれたリスナーさんが、その後また来てくれるかどうか」は気になるところでしょう。しかし、フォローしていないリスナーに対してこちらから直接アプローチする手段は限られており、せっかく良い時間を過ごしてもらえたはずなのに、その後の関係が途切れてしまうケースも珍しくありません。
約束機能は、こうした「フォローほど強くはないけれど、確かに存在する好意」をすくい上げるために設計された機能だといえます。リスナーの何気ない視聴やコメントといった行動そのものが、ライバーへのささやかなメッセージとして伝わる仕組みになっている点がユニークなポイントです。
約束機能の仕組みをチェック
約束機能がどのような流れで動作するのか、ポイントを整理すると次のようになります。
- 対象となるのは未フォローのリスナー:まだそのライバーをフォローしていない状態で、配信をある程度の時間視聴したり、コメントを送ったりすると機能が反応する仕組みになっている。
- 画面にやさしいメッセージが表示される:「ライバーさんが、また来てくれるか気になってるみたい…」といった形で、フォローしていないリスナーの画面にメッセージが表示される。
- 強制力のないゆるやかな後押し:フォローや再訪を強制するものではなく、あくまで「また来たいな」という気持ちを本人が思い出すきっかけとして機能する。
- 試験的な位置づけの機能:現時点では期間限定のテストとして一部のユーザーに提供されており、結果を見ながら今後の実装方針が検討される予定になっている。
- ライバー側の操作は不要:特別な設定をしなくても、リスナーの行動に応じて自動的にメッセージが表示される設計になっている。
こうして見ると、約束機能は「通知を送る」「特典を用意する」といった強い誘導ではなく、あくまでリスナー自身の気持ちにそっと寄り添うタイプの機能であることがわかります。押し付けがましさのない設計は、IRIAMらしい距離感の取り方とも言えるでしょう。
リスナーにとってのメリット
リスナーの立場からすると、約束機能は「気になっていたけれど、なんとなくそのままになっていた配信」を思い出すきっかけになります。フォローするかどうか迷っている段階のライバーであっても、視聴やコメントといった自然な行動を通じて、自分の関心がさりげなく伝わるというのは、これまでにない体験です。
また、フォローという意思表示にはある種のハードルを感じる人も一定数います。「まだそこまで熱心なファンというわけではないけれど、配信の雰囲気は好き」という段階のリスナーにとって、約束機能は無理のない形で関係を続けるきっかけを与えてくれる仕組みだと考えられます。
ライバーにとっての意味と向き合い方
ライバーにとって、約束機能はリスナーとの関係性を測る新しい手がかりになり得ます。これまでフォロー数やコメント数といった目に見える指標だけでは把握しきれなかった「潜在的な関心」が、この機能を通じて間接的に伝わってくる可能性があるためです。
一方で、約束機能はあくまでリスナー側の画面に表示されるメッセージであり、ライバー側がその内容を直接確認できるものではありません。そのため、この機能の存在を意識しすぎるのではなく、普段通り一人ひとりの配信を大切にする姿勢を続けることが、結果的にリスナーとの関係を育てる近道になるでしょう。
利用にあたって知っておきたい注意点
約束機能は執筆時点ではテスト運用中の機能であり、いくつか押さえておきたい点があります。
まず、実装対象となるユーザーは運営側の選出やランダムな割り当てによって決まっており、すべてのリスナー・ライバーが対象になるわけではありません。「自分の画面には表示されない」というケースも十分にあり得るため、表示されなかったからといって心配する必要はありません。
また、テスト期間や仕様は今後変更される可能性があります。今回紹介した内容も、正式実装の際には表示方法やタイミングが調整されることが考えられますので、最新の情報は都度公式のお知らせで確認するのがおすすめです。
まとめ
「約束機能」は、フォローという明確な行動の手前にある、リスナーの控えめな好意をすくい上げようとする、IRIAMらしい発想の新機能です。強制力のないやさしい設計だからこそ、リスナーは気負わず、ライバーは自然体のまま、お互いの関係を少しずつ育てていけるのではないでしょうか。
現時点ではテスト段階の機能ではありますが、今後正式に実装されれば、フォロー前の関係性をつなぐ新しい選択肢として定着していく可能性があります。今後の展開についても、引き続き注目しておきたいところです。
最後に
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