ついにIRIAM(イリアム)で個人活動配信者もLive2Dが実装可能となりました。(2023/04/26現在)
事務所所属のみ実装できていたIRIAM(イリアム)でのLive2Dですが、いざ解禁されて目指してみても
「どんなものかわからない」
ですとか
「発注の流れなどがまったくわからない」
という声が上がっています。
そんなIRIAM(イリアム)でのLive2Dライフが心配なあなたへ!
IRIAM(イリアム)でLive2Dを実装するための流れを解説していきます。
目次
ToggleIRIAM(イリアム)でLive2Dを申請する権利
現時点(2023/04/26)ではIRIAM(イリアム)のLive2D達成型イベントをクリアする必要があります。
現在提示されているIRIAM(イリアム)のLive2D獲得条件が
・ランクがA1以上のイベントに参加
・50万ポイント達成
・イベントエントリー時に初配信から1年以上が経過している
となっています。
詳細はこちら↓
こちらに関して
「さすがにキツイ」
「無理すぎる」
「新人はLive2Dを実装できないのか」
でも待って!
そもそも発注してみればわかるかもしれませんが、IRIAM(イリアム)のLive2Dはいくら安く見積もっても二桁万円以上はかかりますし、クリエイターからすると長く使ってもらわないと悲しいというのが現実です。
そう考えると、A1ランクに到達できて50万ポイントを獲得できなければ相当な先行投資が発生しますし、まだ1年も続けられていなければ長く使ってもらえる可能性が低いということがあり、条件としては妥当なラインかと思われます。
今後IRIAM(イリアム)でのLive2D申請権利獲得条件が変わってもおかしくはないですが、緩和されるとしても
活動期間の部分>ランク>ポイント数
の順ではないかと思われます。
※あくまで筆者の憶測です。
IRIAM(イリアム)のLive2Dモデルの作り方がわからない
じゃあIRIAM(イリアム)でのLive2D獲得権利は頑張る!
でもそもそもLive2Dモデルを発注したことがないからわからない!
そんな方は以下の手順で進めていきましょう。
1.パーツ分けをしてくれる絵師さんを見つける。
2.IRIAM(イリアム)のLive2Dモデリングを担当してくれるモデラーさんを探す。
3.絵師さんとモデラーさんと3人で「どんなイラストにしたいか」から「どんな動作がしたいか」まで話し合う。
4.完成したら動作確認をして、問題なければ申請。
Live2D作成 Step1. 絵師さん探し
多くの方がママ(初期立ち絵を作成してくれた絵師さん)にお願いするかと思われます。
しかし、パーツ分け自体も特別な技術ですので対応していない絵師さんも多いということを覚えておきましょう。
こちらもIRIAM(イリアム)のLive2Dパーツ分け経験がある方ですとなお良いですね。
IRIAM(イリアム)のLive2DモデルはVtuberよりも制限が強いため、パーツ数や分け方が若干異なる場合があります。
知っておくとお得なポイント
基本的にIRIAM(イリアム)のLive2D用の新しいパーツ分けだとしても、著作権は初期立ち絵の著作権保持者にあります。
パーツ分けのみでも著作権費用を要求されることがありますが、既に存在するイラストの著作権譲渡費用は発生しないことを知っておくと便利です。
これは基本的に「皆さん知らないだけ」であって悪意をもって請求しているわけではないことも覚えておきましょう。
※著作人格権は作成者に帰属することになります。
パーツ分け発注時に著作権保持者は誰か明記したうえで発注すると良いでしょう。
Live2D作成 Step2. Live2Dモデラーさん探し
こちらはIRIAM(イリアム)のLive2Dモデルを担当したことがある方に依頼するのが一番でしょう。
今回は説明を省きますが、IRIAMのLive2Dモデルはクリッピングマスクの条件が厳しかったり、テクスチャアトラスの設定がとても面倒だったりとモデラーさん泣かせな作業がいくつかあります。
依頼する側も依頼を受ける側もそれを知らない状態ですと、思わぬ差戻や追加工程が発生する可能性があります。
知っておくとお得なポイント
IRIAM(イリアム)のLive2Dは、通常のVtuberが利用するファイル形式と異なります。
そのため、申請するためにはモデラーさんに「編集ファイル(cmo3ファイル)」をいただく必要があります。
この編集ファイルはモデラーさんの技術が詰まっていますので、そのファイル譲渡に費用が発生する場合があります。
その場合は、申請自体をモデラーさんにお願いすると良いでしょう。
Live2D作成 Step3. 三者ミーティング
ここではライバーさんが主体となって、絵師さんとモデラーさんにIRIAMU(イリアム)で動かしたいLive2Dのすべてを熱く語ってもらう必要があります。
・・・がしかし、絵師さんやモデラーさんによってはグループを作ってのミーティングを嫌う場合がありますので、そういった場合はライバーさんがすべての中継地点となって絵師さんとモデラーさんとやり取りを進めましょう。
IRIAM(イリアム)のLive2Dモデルにおける制限内での製造になるので、ある程度妥協はしつつのミーティングになります。
例えば、現時点ではキーバインドというものが存在しないため、動作はすべて顔の動きに依存します。
このあたりはコチラのいくつかの記事で触れていますので、参考にしてみてください。
Live2D作成 Step4. 動作確認
IRIAM(イリアム)のLive2Dは即座にIRIAM上での動作確認が現在行えません。
そのうち実装されるかもしれませんが、現時点ではVTubeStudioで動作確認を行うことを推奨します。
あいうえおの動作は若干異なりますが、実装時の動きは近いものになります。
VTubeStudio自体無料で利用可能ですので、試しにインストールしてみてはいかがでしょうか。
IRIAM(イリアム)でのLive2Dモデル検討の役に立つかもしれませんね。
それでもIRIAM(イリアム)用のLive2D作りが心配
Live2D自体とても高価なものですし、現状即座にIRIAM(イリアム)での動作確認もできず、ちょっと違うなって思った場合の差し替えができない。
それが現在のIRIAM(イリアム)のLive2D事情です。
これは今回一般開放された状態でも変わりはありません。
二桁万円以上賭けたちょっとしたギャンブルでもあります。
ここを少しでもクリアにするためには、有識者を味方につけると良いでしょう。
Live2Dの知識があってモデルの動作確認も付き合ってくれて、動作にも口出ししてくれるような味方が良いでしょう。
一般開放されたとはいえ、今まで事務所の特権であったLive2DということもありIRIAM(イリアム)の事務所側はこのような知識を持ったスタッフが必ず一人は在籍しています。
そのスタッフに気軽に相談できる環境のほうが、結局一般開放された現在でもアドバンテージがあるのではないのかと筆者は思います。
Live2D作成 Step.3の三者ミーティングにそのスタッフを入れて四者にしてもいいですしね。
IRIAM(イリアム)でのLive2D作りの参考になれば幸いです。