と、言うわけで前々回の続きです!
▷ Vライバーが知っておくべきLive2Dの知識 細部動作編 Part.1
前回が動における細部動作の一部をご紹介しました。
まだまだ動における細部動作はいくつもありますが、それはまた次回以降。
というわけで今回は静の部分です。
「Live2Dって動くのが良いところなのに静って?」
、、、と思う方も多いでしょう。
モデラーがこだわる箇所には静の部分もあるんです。
特にIRIAM(イリアム)のVライバーはこの静の部分が大切なことを理解しましょう。
特殊動作云々の前に静の動作です。
目次
Toggleホームポジションの動作を大切に
ホームポジションという言葉はLive2D業界に存在する言葉ではない、、、と思います。
このホームポジションは私がただ言っているだけです(笑
筆者が言うホームポジションとは
何もしていない時の動きのことを言っています。
当初の記事から書いている、呼吸動作だけの動作ですね。
これって正式名称あるんですかね・・・知ってたらTwitterのリプで教えて下さい・・・直します・・・
さて、なぜその何もしていない時の動作(以降ホームポジション)が大切か。
これはIRIAM(イリアム)のVライバーならではの事情があります。
Vtuberの方々は主に画面で遊ぶことができます。
画面のエフェクトやLive2Dアバター以外のイラスト(机などの小物や背景など)で画面を華やかにすることができます。
これもVtuberの実力が試されるポイントですね。
しかし、IRIAM(イリアム)におけるVライバーのLive2DはIRIAM(イリアム)側が提供している背景画像とLive2Dアバターの組み合わせのみで戦わなければなりません。
勿論、その代わり以上に画面上を華やかにするギフト演出が有ることがIRIAM(イリアム)の強みではあります。
でもそれって、一枚絵の立ち絵配信でも一緒なんですよね。
じゃあどうするか!?
そう考えた時にまず思いつくのは特殊動作でしょう!
気持ちはわかる。
でも最初にこだわるべきはそこじゃない。
IRIAM(イリアム)に特化したモデラーである筆者にとって、一番大切なのはホームポジションをいかに動かすかと考えます。
もちろん、筆者が担当している方でホームポジションにそこまで大きな動作を入れているわけではない方は多くいらっしゃいます。
その分髪の揺れにこだわったりとか、笑顔にチカラを入れたりなどしています。
それでもやはりVライバーには、静の動作の検討にチカラを入れてほしいです。
ホームポジション動作の一例
ホームポジションの動作での一例としていつもの方々に出てきてもらいましょう。
※私が担当したモデルはまだ未実装なので・・・
まずは星ヶ矢ななせさん
何もしていない、ただ立っているだけの状態です。
それにも関わらず感じられる生気。
以前紹介したペガサスさんもそうですが、それ以外にも結構な箇所が動いています。
呼吸時の胸部の動きに連動してそれぞれの箇所が動く、それがホームポジションの良さです。
続いて海老丸まちさん。
呼吸動作が比較的大きめに作られているのが海老丸まちさんのホームポジションです。
全身が映る状態でもそうですが、IRIAM(イリアム)の配信時に画面に寄った海老丸さんからは息遣いが聞こえてきそうです。
ホームポジションで何が動かせるか考えよう
ホームポジションは呼吸に関する動作、静の部分。
胸部の呼吸に連動して体の一部が動きます。
それは腕かもしれないですし、手かもしれない、脚かもしれない。
能力者系のキャラクターなら水かもしれないですし、炎かもしれない、雷かもしれない。
イラストレーター(ママ)には、ただ立っているだけでも動かせるパーツの提案。
モデラー(パパ)には、このただ立っているだけでもここは動かしてほしいという提案。
雑談を主とするIRIAM(イリアム)では”ただ単に立っているだけでどれだけ動くか”、それが重要になってくると筆者は思います。
前回ご紹介した相棒もその一例ですね。
参考までに、直近で担当したキャラクターさんと今担当しているキャラクターさんは・・・
・能力エフェクトが動いたり
・地面についていない片足がフラフラ動いたり
・開いてる両腕がフワフワ動いたり
・ツインテールが呼吸に合わせて開閉したり
などの動作があります。
早く実装されないかなぁ・・・
・・・今回はここまでです!