前回はVライバーが知っておくべきLive2Dの知識における、基礎編をご紹介しました。
基礎知識はOKだ!いざ依頼するぞ!
そこのあなた、ちょっとまって!
ただ単にイラスト依頼をするだけでは、納得いくものができないかもしれません。
最終的な動きを想像してから依頼しましょう。
今回は、Vライバーがイラストを依頼する前に考えておくべきポイントをいくつかご紹介します。
目次
Toggleまずどこが動くか知ろう
IRIAM(イリアム)のLive2Dにおける主な動作は、頭部の動作に起因したものに限られます。
「頭部の動作って言われても何?」
と思う方が多いことでしょう。
頭部の動作はこんなのがあります。
- 頭部左右の向き(X軸)
- 頭部の上下(Y軸)
- 頭部左右上下の斜めの向き(XY軸)
- 首の傾き(Z軸)
- 目をつぶる動作(まばたき含む)
- 笑顔
- 眉の動き
- 口のかたち
- 一定期間の自動動作(呼吸時の胸の動きなど)
意味不明なものが1つ混ざってますね。
「一定期間の自動動作・・・なんだそれ・・・」
この動作があることを知っているだけで、依頼内容が変わってきます。
具体例を紹介しましょう。
一定期間の自動動作とは
Live2D Cubism上では「呼吸」として初期パラメータで設定されています。(2022/3/18現在)
呼吸パラメータは、設定すると自動で動きます。
このパラメータに呼吸による胸の動き以外を入れる。
それが他とは違う自分ならではのLive2Dモデルに近づく秘訣です。
姉妹事務所のbondに所属ライバーには、呼吸パラメータで呼吸以外の動作を実装しているライバーが何名か居ます。
▷ 星ヶ矢ななせ さん
左肩に乗ってるペガサスさんがパタパタ可愛い動きをします。
ライバーに相棒キャラが居る場合は、身体の一部に実装するのが良いでしょう。
Live2Dは、相棒と共に配信できるメリットがあります。
立ち絵じゃ動かない相棒がLive2Dでは動いてくれる、最高じゃないですか。
オススメ度 No.1の動作です。
▷ 水海月なの さん
海を漂うような動作をする水海月なのさん。
身体の各所がふわふわ揺れて、本当に海を漂っているような錯覚に陥ります。
これはキャラのモチーフ次第です。
猫耳なども同様に実装可能ですね。
自分のモチーフで定期的に動いてほしい箇所がある場合はオススメです。
揺れるものを増やそう
実際にLive2Dで他と差をつけるために、揺れものを多めにつけるのも重要になってきます。
最初に説明したXYZの動きの際、少しでも揺れるものが多いと画面上がゴージャスに見えます。
先程と同じくbondのVライバーですと、海老丸まちさんの御札やポニーテールなんか最高ですね。
頭に居るコエビさんがしっぽを振ったり。
海老丸まちさん本人のまばたきと口の動きに連動してコエビさんも動くんです。
画面全体がゴージャスになる一番良い例でしょう。
このモデルのとても面白い点がもう一つあります。
IRIAM(イリアム)では目に髪がかかった立ち絵などの目が隠れる絵が利用できません。
しかし、Live2Dは目に髪などのパーツがかかってもいいんです。
立ち絵と違い、Live2Dは前後関係が表現できます。
それを理解し、上手く活用しているのが海老丸まちさんのLive2Dモデルです。
他にも追加できる動作はある
・・・ですが次回以降にしましょう。
特殊動作ってやつですね。
特殊動作はモノによってはモデラーさんがメチャメチャ大変な為、なんでもかんでも実装できるわけではありません。
そういった動作を実装したい場合は、絵師さんに依頼する以前にモデラーさんに相談する必要があります。
というのをいつか・・・そのうち・・・どっかのタイミングで・・・・まとめます。
今回はここまで!